Qi.East Art

● 体験芸術

彫塑作りは私に不思議な思想体験をもたらしてくれるので、とても好きな仕事です。

自分の作品であれ、顧客から依頼された作品であれ、創作活動に入る前には必ず様々な準備をします。なぜなら、インスピレーションは一枚の絵からもたらされるかもしれないし、一棟の建物もしくは一曲の歌から起こるかもしれないからです。展覧会を見て回ったり、本を開いたり、散歩したりすることで、まとまらない考えやぼんやりした絵の印象を形にすることができる場合があるからです。すでに作品として存在するものを、より深く考えたり、考えをたどることで、限りある資料の中から繭から糸を繰るような過程を通して作品化しているのです。

アイデアは常に1つとは限りません。増えることもあれば、減ることもあります。ポイントはどのようなアイデアが最も魅力的で、実行性があるかを考慮することです。思考と実際の製作とは異なりますから、全てのアイデアが実行できるわけではありません。実行できたとしても予算に見合っている必要があり、さらに、作品の最終的な質感、美感、量感もアイデアの存在感を左右します。そのために、最終段階に入るまで、どのアイデアが実行できるかはわからないのです。

未来を織り成す

主要な材質:合金めっき、ステンレス、合成石材、レーザー銘版
作品の元となる略図は2007年11月6日に作製し、ステンレスの原型は2009年内に完成しました。三角形の切面の合成石材の土台は2009年、原型が完成したのは2010年1月です。

現在、この作品は私の本棚に置かれていますが、まだカタログにのせていません。実際、Qi.East Artはまだカタログがないのです。