テレビで放送される授賞式では誉れが国旗と一緒に掲げられ、みなさんも受賞のすばらしさが心に刻まれていることでしょう。

工芸の発展に伴って、トロフィーは伝統的な印象の長方形の木や金属のカップではなくなりました。現代のトロフィーは材料、デザインともにますます豊富になり、変化に富んでいます。何かを思い付き、それが製作できるものであれば、トロフィーは抽象的な立体でもいいし、精密な彫塑アートでもよいのです。

しかし、トロフィーデザインにはやはり基本的な原則があります。トロフィーが特殊な記録や記念の意味を持つ限り、どこにでも見られるような特色のないものではいけないのです。以下は良舫デザインにおけるトロフィー作りの四大原則です。みなさまにお見せしましょう。

まず、第一の原則は「対象者の特色を把握すること」です。

全ての授賞式の目的や性質は異なり、受賞の条件も同じではありません。しかし、どのようなタイプの授賞式であっても、トロフィーは最終的にはすばらしい成績を残した対象者の手に入ります。

ですから、トロフィーをデザインする際には「対象者の特色」を限定する必要があります。スポーツ選手か、エンジニアか、個人か、それとも会社か、ハイテク系か、芸文系かなど、全ての対象者が異なる特色を持っているのです。デザインの目的は過去を覆すのではなく、過去よりもさらに良く、適したものを作ることです。そのために、過去の使用経験や問題点を理解し、新たな価値のイメージを生み出すことがデザインを始める前に行うべき仕事なのです。

いわゆる価値のイメージとは独自のものを創り出し、受賞者にこのトロフィーが他のものと異なるオリジナルであるということをわかってもらうことです。あらゆるデザインの応用がそうであるように、デザインの目的とは使用者の需要に沿うものを作ることで、使用者のイメージをより明らかにし、使用者すなわち受賞者と授賞者、式の参加者、観客が価値のイメージの体験者となるのです。

二つ目の原則は「イベントの意味を知る」です。

トロフィーと普通のギフトの最も異なるところは授賞式に名称と授賞内容があるという点です。イベントには「金書賞」や「ダイアモンド賞」のような名前があります。イベント自体に具体的な宣伝文句があり、それゆえに、トロフィーデザインのポイントは「イベントの意味」を強化することなのです。
また、あるイベントは「行き届いたサービス」や「最も貢献した」…のように抽象的でデザインを特定できないような宣伝文句もあります。その場合「イベントの意味」を表現する際のポイントは「主催者」のイメージを表し、このトロフィーを企業文化の延長にするのです。つまり、これらの印象深い「イベントの意味」があるために、トロフィーは人々に強いイメージを残し、皆のあこがれの対象になることができるのです。

第三の原則は「見合ったコストと材料」です。

トロフィーの価値は値段とは一致しません。ましてや、金をちりばめたり、ダイアモンドをはめ込んでいるからといって良いトロフィーとは限りません。重さがちょうど良く、耐久性があり、見飽きることがなく、コストに見合い、頑丈なものこそがいい材料といえます。重量が軽い材料、例えば、密集板、樹脂、アクリルのようなものは面積の大きな部分に使用できるものです。一方、重量の重いもの、例えば、石材、合金、水晶などは底の部分や本体部分に適しています。全ての材料において、コスト、強度、塗装、接合の問題点は異なり、実験と緻密な計算を繰り返すことで最高の品質を保持できるのです。

第四の原則は「適材適所」です。

授賞式とはとても自然に受賞者に栄誉を与えることができる場面です。授賞式は野球場、大ホール、オフィスなど様々な場面で行われます。場所が大きいと大きなトロフィーが必要で、こじんまりした空間だと大げさではないものが必要となります。トロフィーの大きさとデザインは空間に見合ったものでなければなりません。「適材適所」この原則によって授賞式をより美しいものにし、授賞の目的を果たすことができるのです。

実際、適人、適時、適所でトロフィーが用いられるなら、そのトロフィーの存在意義は非常に大きなものです。もし、トロフィーデザインを希望されるのでしたら、上述したような原則を参考にしてください。そうすれば、授賞式はきっと素晴らしいものとなるでしょう。「やりたいことがあれば、すぐにでも始めてください。」

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